現在日本滞在中!

世界を変えたスピーチから英語を学ぶ⑤Barack Obama【後編】

英語学習
スポンサーリンク

前回の記事に引き続き、献花するために広島市の平和記念公園を訪れたオバマ元大統領の英語スピーチ(続き)。

今回は特に日本の歴史にも深く関わることなので、このスピーチが行われた背景も一緒に学びながら英語を取り入れていきましょう。

スポンサーリンク

偉人スピーチから学ぶ英語

広島_スピーチ

ビジネス表現だけでなく、口語表現などで使える便利なイディオムも頻出するオバマ元大統領の名演説。「スピーチって難しい単語ばかり使うんでしょ?」とつい思いがちですが、そんなことはありません。

日常会話でもよく見かける表現などが出てくることもありますので、要チェック!

※なお、翻訳が分かりにくい場合がありますが、ご了承ください。

realize / roll back

Still, every act of aggression between nations, every act of terror and corruption and cruelty and oppression that we see around the world shows our work is never done.

しかし、我々が世界中で目にする国家間での攻撃行為や恐ろしい、残酷で抑圧的、腐敗的な行為の全てが、我々の仕事は終わることはないと教えてくれています。

We may not be able to eliminate man’s capacity to do evil, so nations – and the alliances that we’ve formed – must possess the means to defend ourselves.

我々は悪を引き起こす人類の力を取り除くことはできないかもしれない。だから国は、そして我々が作り上げた同盟は、自分たち自身を守る手段を持たなければならないのです。

But among those nations like my own that hold nuclear stockpiles, we must have the courage to escape the logic of fear, and pursue a world without them.

しかし我々のような核保有国家の間では、恐怖の論理から脱出し、核のない世界を追求する勇気を持たねばなりません。

We may not realize this goal in my lifetime. But persistent effort can roll back the possibility of catastrophe.

我々は人生の中で、この目標に気付くことはできないかもしれません。しかし、続く努力が大惨事の可能性を減少させることができます。

realize

▼ realize=気付く

中学生の頃に習う簡単な単語ですが、イギリス英語ではこの「realize」を含む「z」が使われた単語は「s」に置き換えて表記することが間々ありますので、混乱しないように!

モカ
モカ

「realize」は「realise」だし、ほかにも「organise」や「recognise」なんかもそうです!

roll back

▼ roll back=撃退する、引き下げる

日本語に直訳しても「roll(巻く)」+「back(戻す)」=「巻き戻す」という感じなので、割と想像しやすい単語。

スピーチを始め、英語の会話などではこういったイディオムがたくさん出てくるので覚えておきましょう。

serve up

We can chart a course that leads to the destruction of these stockpiles. We can stop the spread to new nations, and secure deadly materials from fanatics.

我々はこれらの核兵器の破壊へとつながる道を示すことができます。我々は、新しい国家への解散を阻止し、致命的な物質を熱狂者たちから守ることができるのです。

And yet that is not enough. For we see around the world today how even the crudest rifles and barrel bombs can serve up violence on a terrible scale.

そしてそれは十分ではありません。我々は今日世界中で、粗雑なライフルやたる爆弾がどれほど恐ろしい暴力をもたらすか目にするからです。

serve up

▼ serve up=食卓に出す

日本語で調べるとこのように出てくるので思わず首を捻ってしまいたくなりますが、英英辞書での表記はこちら。

to make something available to people; provide:

(引用元:Cambridge English Dictionary

「用意する」「利用できるようにする」というニュアンスに近いので、今回は「もたらす」と意訳しました。

interdependence

We must change our mindset about war itself – to prevent conflict through diplomacy, and strive to end conflicts after they’ve begun; to see our growing interdependence as a cause for peaceful cooperation and not violent competition; to define our nations not by our capacity to destroy, but by what we build.

我々は戦争そのものへの考えを改めなければなりません。外交を通して衝突を防ぐために、そして始まってしまった後は終わらせる努力をするために、成長しつつある我々の相互依存を暴力的な争いでなく、平和的協力の理由と見なすために、そして破壊の力ではなく、築いたものによって我々の国を定義するために。

interdependence

▼ interdependence=相互依存

「inter-(間の、相互の)」という接頭辞が「dependence(依存)」に付いているので、「相互依存」という意味になります。

例えばほかにも「inter(中を)+view(見る)」で「interview(面接をする)」、「inter(間)+national(国の)」で「international(国際的な)」、「inter(間に)+ferre(運ぶ)」で「interfere(干渉する)」など、「inter-」を使った単語はたくさんあります。

英語は語源で覚えると少し楽ができますよ!

above all / reimagine

And perhaps above all, we must reimagine our connection to one another as members of one human race.

そして恐らくなによりも、我々は同じ人類の一員として、互いとの結び付きをもう一度想像しなければならないのです。

above all

▼ above all=なにより

「all(全て)」を「above(上回る)」ということなので、日本語からも分かるとおり、ほかの事象や理由より強調したいことがあるときに使われます。

友人A
友人A

What do you think is important in your life?

(人生で何が大事だと思う?)

モカ
モカ

For me, it is time, courage, money – and above all, love!

(私にとっては時間と勇気、お金 ― それからなにより、愛かな!)

reimagine

▼ reimagine=再び想像する

「reimagine」に限らず、さまざまな場面で出てくる接頭辞「re-(再)」。そして、非常に使いやすいので覚えておくことをおすすめします。

例:

  • re-watch=再び見る
  • re-do=やり直す
  • re-write=書き直す

特に一時期ロックバンド・ASIAN KANG-FU GENERATIONの「リライト(Rewrite)」という楽曲が流行ったりもしましたよね。

好きなバンドや歌手が出している曲や、洋画のタイトルなどと結び付けると英単語は楽しく覚えられます。

be bound by / genetic code

For this, too, is what makes our species unique. We’re not bound by genetic code to repeat the mistakes of the past. We can learn. We can choose.

これもまた、我々人類を特徴付けるものです。我々には過去の過ちを繰り返す遺伝子情報などありません。我々は学べます。我々は選べるのです。

 be bound by

▼ be bound by=~に縛られる

「bound」には「be bound by」のほかに「be bound for(~行きの)」という使い方もあるので、混同しないように要注意。

新幹線などに乗っていると、よく「This train is bound for(行き先)」という英語アナウンスが聞こえてきます。もしくは、「This train is(行き先)-bound」と表しても◎。

common humanity

We can tell our children a different story – one that describes a common humanity; one that makes war less likely and cruelty less easily accepted.

我々は子どもたちに違う話を聞かせてやれるのです ― 我々に共通する人間性、戦争が起こりにくく、残酷なことが簡単には許されない物語を。

common humanity

▼ common humanity=人類共通、共通する人間性

この「コモン・ヒューマニティー」というのは、心理学でもよく出てくる言葉のようです。例えば挫折や失敗、ストレスなど、生きていれば誰でも必ず経験すること、という意味。

sought out

We see these stories in the hibakusha – the woman who forgave a pilot who flew the plane that dropped the atomic bomb, because she recognized that what she really hated was war itself; the man who sought out families of Americans killed here, because he believed their loss was equal to his own.

我々はこの物語を被爆者たちの中に見ることができます。飛行機から核爆弾を投下したパイロットを許した女性がいます。なぜなら彼女が本当に忌み嫌っていたのは戦争そのものだと、彼女は気付いたからです。ここで殺されたアメリカ人たちの家族を探した男性がいます。なぜなら彼は、彼らが失ったものは彼が失ったものと同等だと強く思ったからです。

sought out

▼ sought out=探し求めた

現在形は「seek out」。

中学英語では「look for(~を探す)」でも代用可能ですが、「seek out」は例えば愛や夢、真実など形のないものに対して使われることがほとんどです。対して「look for」は形あるものに対しても広く使うことができます。

マザー
マザー

Hey, what are you looking for?

(ちょっと、何探してるの?)

モカ
モカ

Um, it seems like I lost my glasses!

(うーん、なんか眼鏡なくしちゃったみたい!)

マザー
マザー

I saw them this morning though!

(今日の朝見たけど!)

endow with

My own nation’s story began with simple words: All men are created equal, and endowed by our Creator with certain unalienable rights, including life, liberty and the pursuit of happiness.

私の国の物語は、単純な言葉で始まります。全ての人間は平等につくられ、命や自由、幸福の追求を含む奪うことのできない確かな権利を創造主から授けられている、と。

Realizing that ideal has never been easy, even within our own borders, even among our own citizens.

国境線の中でさえ、同じ国民の間でさえ理想の実現は簡単ではなかったと気が付いたのです。

endow with

▼ endow with=授ける、寄付する

主には「才能」や「資金」について。

モカ
モカ

She is endowed with special talent!

(彼女は特別な才能に恵まれているわ!)

こんな感じで使われます。

human family

But staying true to that story is worth the effort. It is an ideal to be strived for; an ideal that extends across continents, and across oceans.

しかし、その物語に忠実でい続けることは努力に値します。それが努力すべき、そして大陸を越え、海を越えるべき理想なのです。

The irreducible worth of every person, the insistence that every life is precious; the radical and necessary notion that we are part of a single human family – that is the story that we all must tell.

全ての人の単純化できない価値、全ての命が大切であるという強い主張、我々は人間という家族の一員であるという急進的で必要不可欠な概念 ― それが、我々が伝えていかなければならない物語です。

human family

▼ human family=人類

人類は歴史をたどっていくと、ある意味家族と言えるのかもしれません。オバマ元大統領はそこを意識して、「人類」を意味するさまざまな単語の中からあえてこの言葉を選んだように思います。

ちなみに、ほかにも「human being」や「human kind」などの単語があります。

took place

That is why we come to Hiroshima. So that we might think of people we love – the first smile from our children in the morning; the gentle touch from a spouse over the kitchen table; the comforting embrace of a parent.

それが我々が広島を訪れる理由です。そうして我々が愛する人たちを思うのです。朝いちばんの、子どもたちの笑顔。キッチンテーブル越しに、配偶者と優しく触れ合うこと。親からの安心するような抱擁。

We can think of those things and know that those same precious moments took place here seventy-one years ago.

こういったことを思い、71年前にここでそんな愛しい瞬間があったということを知るのです。

Those who died – they are like us. Ordinary people understand this, I think. They do not want more war.

亡くなった人々は ― 彼らは我々と同じなのです。普通の人はこれを理解できると思います。彼らはもう、戦争など求めてはいません。

took place

▼ took place=行われた、起こった

現在形は「take place」。

さまざまな状況に合わせて使うことができるオールマイティーなイディオムです。すごく使い勝手がいい。

友人A
友人A

So, I heard you were going to host an event next week!

(来週イベント開催するって聞いたよ!)

モカ
モカ

Oh no, it will take place next month actually!

(あ、ううん、来月開催だよ!)

lesson

They would rather that the wonders of science be focused on improving life, and not eliminating it.

彼らはむしろ、科学の不思議が命を消してしまうのではなく、向上させていくことを望んでいます。

When the choices made by nations, when the choices made by leaders reflect this simple wisdom, then the lesson of Hiroshima is done.

国によって決断される時、リーダーによってこの単純な知恵を反映した選択がなされた時、それが広島からの教えが完了する時なのです。

lesson

▼ lesson=授業、教訓

実はこの「lesson」という単語には、いろいろな意味合いがあります。「English lesson」を例とする「レッスン、授業」というような単純な意味から、「This story taught us a lesson of love.(この物語は我々に愛の教訓を教えてくれた)」というように、「教訓」「学び」などの意味合いも。

友人A
友人A

What? You paid 2,000 dollars for your flight tickets to Japan!?

(は? 日本への航空券、2,000ドルも払ったの!?)

モカ
モカ

Yes… I should’ve booked earlier…

(うん…もっと早く予約しておけばよかった…)

友人A
友人A

Right, that is so expensive indeed…

(確かに超高いね…)

モカ
モカ

Okay now… that was a lesson anyway! I won’t do it again.

(まあ、うん。良い勉強になったわ! もう二度とやらない)

what a

The world was forever changed here. But today, the children of this city will go through their day in peace.

ここで、世界は永遠に変わってしまいました。しかし今日、この街で生きる子どもたちは安らかにその日々を過ごしています。

What a precious thing that is. It is worth protecting, and then extending to every child.

なんと素晴らしいことでしょう。それは守り、全ての子どもたちに伝えていく価値のあることなのです。

what a

▼ what a(形容詞+名詞)=なんと~な

感動や感情の昂りを表したいときに便利な表現。「what+形容詞+名詞」で「なんと~な〇〇だろう!」となります。

例:

  • What a beautiful day!=なんて美しい日なのだろう!
  • What a nice food!=なんておいしい食べ物だろう!
  • What an amazing house!=なんて素晴らしい家だろう!

warfare

That is the future we can choose – a future in which Hiroshima and Nagasaki are known not as the dawn of atomic warfare, but as the start of our own moral awakening.

それが我々が選べる未来。広島と長崎が核戦争の始まりではなく、道徳的な目覚めの始まりとして知られる未来です。

warfare

▼ warfare=戦争、交戦状態

モカ
モカ

え…じゃあ「war」と同じ意味ってこと?

と思ってしまいそうですが、厳密に言えばほんのわずかな違いがあって、

War:
armed fighting between two or more countries or groups.

(引用元:Cambridge English Dictionary

Warfare:
the activity of fighting a war.

(引用元:Cambridge English Dictionary

つまり、「war」は「戦争そのもの」、「warfare」は「戦争状態にあること」を指すようです。ちなみに「warfare」はその状態にあることを指しているため不可算名詞。

まとめ:英語の勉強は動画でどう!?

今やYoutubeなどのインターネットコンテンツにおいて、簡単に英語が学べる時代になりました。

こんなに身近に教材がたくさんある世の中です。どんどん動画を見て、英語の知識を養っていきましょう!

▲記事トップに戻る

  ブログランキング・にほんブログ村へ

関連記事:

【IELTS】コツコツ派?それとも短期集中型?高校生でIELTS6.0取得!【英語学習】
海外(主にイギリス英語圏)で移住や留学を目的として渡航する場合、避けては通れない道。 それがIELTS(アイエルツ)受験です。 「IELTSとは...
世界を変えたスピーチから英語を学ぶ④Barack Obama【前編】
2016年5月27日、オバマ元大統領が広島市にある平和記念公園へと足を運びました。 原爆死没者慰霊碑に献花するためです。同時に英語での演説も行いました...
【英語学習】海外でも通じる日本語!?浸透していく日本文化
「海外では日本語なんて通じないでしょ?」そんなことはありません!日本文化が世界に進出していくに従って、そのままでも通じる日本語はたくさんあるんです。日本のKawaii文化、発信していきませんか?

 

Twitter でMocha(モカ)をフォローしよう!

タイトルとURLをコピーしました