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世界を変えたスピーチから英語を学ぶ①Martin Luther King Jr.【前編】

英語スピーチ_キング牧師 語彙
モカ
モカ

I have a dream!

えっ? と思われた方、こんにちは。

英語に興味がある人なら、「I have a dream」と聞いて何かピンと来るものがあるのではないでしょうか。

これは、1963年8月28日にアメリカの国人牧師マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(通称キング牧師)が行った演説の一節です。

私には夢がある。

なんだかこの文言が独り歩きしているような印象を覚えますが、どのような内容だったのでしょうか。

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偉人スピーチから学ぶ英語

02_英語スピーチ_キング牧師

さて、早速キング牧師が行った演説を読み解いていきたいと思いますが、全てを一度にやるには少々長すぎるので、何回かに分けていきましょう!

※なお、翻訳が分かりにくい場合がありますが、ご了承ください。

Score Years Ago

I am happy to join with you today in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation.

今日この日、自由を求め、歴史に刻まれるこの史上最高のデモに参加できたことをうれしく思います。

Five score years ago, a great American, in whose symbolic shadow we stand today, signed the Emancipation Proclamation.

今から100年前、偉大なるアメリカ人が奴隷解放宣言に署名しました。今日(こんにち)の我々はその象徴的な影の上、立っています。

score years ago

score formal 20 or approximately 20

(出典:Cambridge English Dictionary

とあるように、「score」という単語には「スコア・得点」だけでなく「20」という意味があります。つまり、「Five score years ago」というのは「100(5×20)年前」ということです。

Material Prosperity

This momentuous decree came as a great beacon light of hope to millions Negro slaves who had been seared in the flames of withering injustice.

不正義の炎に身を焦がされてきた多くの国人奴隷たちにとって、この重大な法令は偉大な灯台の灯となりました。

It came as a joyous daybreak to end the long night of their captivity.

とらわれの身となっていた彼らの長い夜が終わり、美しい夜明けが訪れたのです。

But one hundred years later, the Negro still is not free. One hundred years later, the life of the Negro is still sadly crippled by the manacles of segregation and the chains of discrimination.

しかし100年経ってもまだ、黒人はいまだ自由になっていません。100年経ってもまだ、悲しいことに黒人の生活は差別の鎖と分離政策の手かせにより不自由なままです。

One hundred years later, the Negro lives on a lonely island of poverty in the midst of a vast ocean of material prosperity. One hundred years later, the Negro is still languishing in the corners of American society and finds himself an exile in his own land.

100年経っても、物質的繁栄の広大な海の中、黒人は寂しい貧困の島で生きています。100年経ってもまだ、黒人はアメリカ社会の中でみじめに暮らし、自身の国であるにもかかわらず、流浪の身であることに気付かされるのです。

material prosperity

▼ material=物質的な、実質的な
▼ prosperity=繁栄

物質的繁栄。つまりは物質として認識できる、目に見える裕福さのことです。

Dramatize

So we have come here today to dramatize a shameful condition.

我々は今日ここで、恥ずべき状況を強く訴えるためにここに集いました。

dramatize

▼ dramatize=ドラマ化する、激化する、脚色する

「ドラマ」を意味する「drama」に動詞を生み出す接尾辞「-ize」が付いているので、割と覚えやすい単語の一つなのではないでしょうか。

to make something seem more exciting or surprising than it is.

(出典:Cambridge English Dictionary

英英辞書によると、この通り。

ただ、キング牧師は「大袈裟に言いましょう!」と訴えかけているわけではないはずなので、「強く訴えるために」と意訳させていただきました。

In a Sense / Cash a Check

In a sense we have come to our nation’s capital to cash a check. When the architects of our republic wrote the magnificent words of the Constitution and the Declaration of Independence, they were signing a promissory note to which every American was to fall heir.

ある意味、我々はこの首都に、小切手を現金化するために集まったと言えるでしょう。我々の共和国の設計者たちが荘厳なる憲法と独立宣言の文言を書いた時、彼らは全アメリカ人が継承すべき約束手形に署名をしたのです。

in a sense

▼ in a sense=ある意味

英語を使ううえで、この「sense」という単語の使い方をマスターするのは非常に重要だと思われます。

▼ make sense=理にかなっている、意味をなす

モカ
モカ

英語圏に行くと、授業中でも仕事中でも、当然のように「does it make sense?」って聞かれるよ! ニュアンスとしては「分かる?」的な感じ。

▼ sense of humor=ユーモアを理解する力

こんな感じで、「sense」と使った言い回しは大量にあります。これらを使いこなせるだけでグッと英語上級者に近付きます。

cash a check

▼ cash a check=小切手を現金化(換金)する

「check」は「cheque」と表記されることも。

Insofar As

This note was a promise that all men, yes, black men as well as white men, would be guaranteed the unalienable rights of life, liberty, and the pursuit of happiness.

その手形は全ての人――そう、白人だけでなく黒人にも、人生、自由、幸福の追求という不可侵の権利の保障を約束しました。

It is obvious today that America has defaulted on this promissory note insofar as her citizens of color are concerned.

今日、黒人の国民に関する限り、アメリカがその約束手形の不渡りを起こしていることは明らか。

insofar as

▼ insofar as=する限りにおいて

「いつ使うの?」と思われそうなイディオムですが、実は意外と実用的。

モカ
モカ

He doesn’t have a girlfriend insofar as I know!(私の知る限りでは彼、彼女いないよ!)

こんな感じで、日常会話にも使える便利な表現でもあります。国によっては「in so far as」と表記することも。

Make Real / Quick Sands

Instead of honoring this sacred obligation, America has given the Negro people a bad check, a check which has come back marked “insufficient funds.” But we refuse to believe that the bank of justice is bankrupt. We refuse to believe that there are insufficient funds in the great vaults of opportunity of this nation.

この神聖なる責務を全うする代わりに、アメリカは「残高不足」のレッテルを貼られ送り返されてきた不渡りの小切手を黒人に押し付けてきたのです。しかし我々は、正義の銀行が破綻したなどということを信じたりはしません。大いなる機会に恵まれたこの国が残高不足などとは。

So we have come to cash this check – a check that will give us upon demand the riches of freedom and the security of justice.

だから我々は今、ここに来たのです。要求すれば自由と正義を与えてくれる小切手を換金しに。

We have also come to this hallowed spot to remind America of the fierce urgency of now.

また、我々は現在のこの緊急性を伝えるためにこの神聖な場所に集まりました。

This is no time to engage in the luxury of cooling off or to take the tranquilizing drug of gradualism.

今はゆっくりと心を落ち着けるときでも、精神安定剤を飲むときでもありません。

Now is the time to make real the promises of democracy. Now is the time to rise from the dark and desolate valley of segregation to the sunlit path of racial justice. Now is the time to lift our nation from the quick sands of racial injustice to the solid rock of brotherhood. Now is the time to make justice a reality for all of God’s children.

今こそ、民主主義の約束を実現させるときなのです。今こそ、暗く、荒れ果てた分かつ谷から明るい平等への道へと歩み出すときなのです。今こそ、我々の国を人種差別の流砂から絆の堅い岩へと導くときなのです。今こそ、神の子のため、正義を実現させるべきときなのです。

make real

▼ make real=実現する

直訳すると「現実を作る」ということなので、予想しやすい言い回しですね。スピーチのように何かを訴えかけるような文章の中では頻出する表現です。

quick sands

▼ quick sands=流砂

まず「流砂って?」と思った人。例えばアニメや映画でよくある表現として、登場人物が砂漠地帯や泥沼の中にズリズリと吸い込まれていくようなシーン。あれが流砂です。

まとめ:演説にもお役立ち表現はたくさん

「演説」と聞くとつい身構えてしまうところですが、実は日常会話の中でも使える便利表現がたくさん使われていたりもします。

特に先人のスピーチは、社会人になってから多くの人が経験するであろうプレゼンのスキルとしても大いに役立ちます。

当コンテンツの英語スピーチ紹介はあくまでも言い回しや表現などに焦点を当てたものなので、和訳が分かりづらいという部分も多々あったかと思いますが、お付き合いくださいありがとうございました!

モカ
モカ

翻訳についてはもっと勉強します…。

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