英語、マオリ語、それから?ニュージーランド第3の公用語は手話だった

ニュージーランド_公用語 記事 (NZ)

あまり知られていない事実ですが、第3の公用語を取り入れているニュージーランド

基本的には日本語だけで生きていける日本人からすればあまりピンと来ないかもしれませんが、英語にはじまり、マオリ語、そしてニュージーランド手話(New Zealand Sign Language)も国で正式に決定された公用語の一つです。

現在、ニュージーランドは手話ウィーク真っ只中。

今回は、ニュージーランド手話についてお話したいと思います!

3つある公用語

日本人からしたらまずは「手話って言葉なの?」というところから始まるかもしれませんが、「手話」は英語にすると「Sign Language」。疑うまでもなく言語の一つなんですね。

そのため、現在のニュージーランドでは英語、マオリ語、ニュージーランド手話の3つが正式な公用語として定められています。大学でも手話やその関連について専門知識を養うコースがあったりして本当に面白い。

また、大きな会議や議会などになると手話通訳がいることも日常的な光景です。

でももちろん、手話の立ち位置がここまでたどり着くには多くの困難を乗り越えてきたから。私の知人に聞いたところ、手話が公用語として認められる前は一時、ろう学校での手話が禁止されるというようなこともあったそうです。

そして誰かが声を上げたから、今がある。

それぞれが固い意志を持って、団結して、それが法律にまでなってしまうのだから本当にすごいですよね!

ニュージーランド手話

03_ニュージーランド手話

ただの手話ではなく、ニュージーランド手話。

なぜわざわざ「ニュージーランド」と付けるのかというと、手話はユニバーサルな言語ではないからです。日本とイギリスの手話は違うし、イギリスとオーストラリアの手話も違う。まれに同じ意味を持つジェスチャーもあるとのことですが、異なる文化圏出身の人と話す場合は通じないと思った方がいいでしょう。
(なお、英語と同じでルーツはイギリスにある模様)

そのため、手話は手話でもあえて「ニュージーランド手話(New Zealand Sign Language)」と区別します。ちなみに日本の手話はそのまま「Japanese Sign Language(JSL)」

なお、ニュージーランド手話が公用語として認められたのは2006年のこと。世界で初めて手話を公用語として取り入れた国でもあるので、ニュージーランドというのは実はかなり革新的な国だったりします。

実際に見てみたい! という方は、こちらを参考にどうぞ。

我らが首相、ジャシンダ・アーダーン氏がニュージーランド手話を披露する様子です。

NZSL Leader's Challenge: Prime Minister's Address

ニュージーランド手話ウィーク

04_ニュージーランド手話

前述しましたが、現在ニュージーランドは手話ウィークの真っ只中。

ニュージーランド手話ウィーク(New Zealand Sign Language Week)とは、手話の重要性を広めるために設けられた週のことです。これが単なる団体レベルの話ではなく国全体としての取り組みというのだからすごい。ニュージーランドは小さい国ながらも、法が適用さえされれば行動はずば抜けて速い印象です。

今年の手話ウィークは5月6日~12日まで。

この一週間はニュージーランド手話に関するさまざまなイベントやワークショップが全国各地で開催されたり、議会でも手話通訳が付けられたりします。

また、公用語だからといって誰もが手話を使えるというわけではなく、

In 2013, 20,235 people reported the ability to use New Zealand Sign Language, one of New Zealand’s three official languages, along with English and te reo Māori.

(引用:Stats NZ Tatauranga Aotearoa「2013 Census QuickStats about culture and identity」)

とのことなので、2013年度に行われた国勢調査の結果では、ニュージーランドに住むうちの2万235人がニュージーランド手話を使えると回答したそうです。

2001年から2006年、そして2013年と次第にその数は減っているようなので、ニュージーランド手話ウィークは今後なおのこと、重要な役割を果たしていくことになると思います。

まとめ:言語はコミュニケーションツールの一つ’

言葉というのはあくまでもコミュニケーションの道具にしかすぎません

でも、だからこそとても重要。

せっかく日本から離れたニュージーランドという国に行くのですから、文化的、あるいは歴史的な背景を理解してみると、その土地でも暮らしがもっと身近なものに感じられるかもしれませんよ。

残りあと一日しかありませんが、ニュージーランド手話について調べたり勉強したりして有効活用してみませんか?

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