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ニュージーランドの祝日。毎年2月6日はワイタンギ・デー

Kia Ora!

 

ニュージーランドでは、毎年2月6日は「ワイタンギ・デー(Waitangi Day)」という祝日です。
火曜日がワイタンギ・デーだと、月曜日に休みを取って4連休(すごい!)にする人もいるようですが、今年は水曜日なので難しいですね。

 

とはいえ、2日働いて中休み、また2日働けば週末と、それはそれでなかなか過ごしやすい一週間になりそうです。

 

それでは、
ニュージーランド全土が一斉に休みとなるワイタンギ・デーとは一体どういう日なのでしょうか?

 

 

ワイタンギ条約が締結された日

ワイタンギ・デーという日の背景には、ニュージーランドの歴史が深く関わってきます。

 

ニュージーランドに住んでいる人なら分かるかもしれませんが、ニュージーランドは他の国から遠く離れた島国。そんな離島ともいえるニュージーランドに先住民族のマオリ族が到着したのは、1,000年ほど前のことです。18世紀後半になると、キャプテン・クックがニュージーランドを探索したのを皮切りに、次から次へとヨーロッパの入植者が上陸するようになったのです。

 

ここで出来上がったのが、「先住民族(マオリ)VS開拓者(ヨーロッパ人)」という構図。

 

トラブルが多発し、争いが激化する中で、
この衝突を鎮めようと提案された解決策が「ワイタンギ条約(Treaty of Waitangi/Tiriti o Waitangi)」でした。

 

争いを生んだ誤解だらけの条約内容

英国王権と先住民族マオリ族の間で締結された「ワイタンギ条約」は、英語で作成されたものでした。そのため、条約の内容を一度英語からマオリ語に翻訳して、確認する必要がありました。

 

ところが、中にはマオリ語に存在しない英単語もあったのです。

 

例えば、条約の中で出てくる「主権(sovereignty)」という英単語。これに該当する単語がなかったため、マオリ語では一番近い「統治する者(kawanatanga)」という言葉に訳され、マオリの人たちは「あくまでも土地を統治するのは自分たち」と認識していたのに対し、英国側は「主権は英国側にある(=ニュージーランドは自分たちの植民地)」と考えました。

 

当然、解釈の違いから「理不尽だ!」という争いが生まれます。
そしてまた、ワイタンギ条約締結後に新たな戦いが始まったのです。

 

それでもなんと、マオリの反乱開始から100年も放置。1975年になってようやくワイタンギ審判所が設立され、マオリ側の主張が再審議されることとなり、結果的に一部改定。一部の土地が返還されたり、マオリ語が英語にならび公用語に設定されるなどしました。


そんなワイタンギ・デー、何をしよう?

ワイタンギ条約が締結された2月6日は、ニュージーランド国民にとっての貴重な祝日。

 

ちょっとしたお出かけをしたり友達と遊んだりもいいですが、ワイタンギ条約が結ばれた「ワイタンギ条約・グラウンド(Waitangi Treaty Grounds)」では毎年平和を祝い、フェスティバルが開催されます。

 

この日はワイタンギ条約・グラウンドの建物自体はクローズしてしまうのですが、広大な敷地は祭りの会場となり、たくさんの人でにぎわいます。朝5時からはドーン・サービス(Dawn Service)も。

 

ワイタンギ条約・グラウンドまで車で5分の一番近くの街・パイヒア(Paihia)まではオークランド市内から車で約3時間半。かなり強行軍にはなりますが、頑張れば日帰り旅行もできますので、ニュージーランドにいる人はぜひこの機会に行ってみてくださいね!

 

Waitangi Day Celebrations at Waitangi Treaty Grounds

公式ウェブサイト:https://www.waitangi.org.nz/events/waitangi-day

 

Ka Kite Ano!:)

 

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